楽しい仕事とはなんなのか

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『楽しかった仕事』ってなんだろうと考えた。

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私はそこそこいろんな仕事をしてきたと思う。高校生の時は、レストランのキッチンでバイトしたり、派遣のバイトをしていた。派遣のバイトでは洋服の検品や、ペットボトルの景品付け、ペットボトルの検品(高速で流れてくるペットボトルを眺めて不良品を探すというバイト、酔って早退)、酢味噌を8時間乗せ続ける仕事…。自分の消費活動の裏側には多くの人の手が加わっていることを知った。ただ、単純作業はとにかく飽きることに気づいて、派遣の仕事はやめた。

大学に入ってからは、ユニクロ→アパレルのバイトをしていた。ユニクロでは8時間耐久レジ打ちで誤差を出さず、かつ丁寧に包装するスキルを身につけた。あとTシャツたたむのが上手くなった。自発的な接客禁止のユニクロで、ヒートテック靴下のことをおばちゃん3人に熱弁したら大量に買ってくれたことが嬉しくて、アパレルのバイトを始める。ファッションのファの字も、お金もなかった私はとにかく苦戦した。が、記憶力が買われ入って3ヶ月後の夏のセールで重要なポジションを大学生アルバイトの私に任せてくれた店長と副店長のおかげで、アパレルの仕事が好きになった。大学2年からやってたアパレルのバイトは、フリーター1年を含む4年間続けた。顧客ができて、接客のスキルを磨くのは楽しかった。人から自分が必要とされる経験を少しでもできたのは、アパレルの仕事が初めてだったと思う。人前でぺらぺらその製品の良さを話すことができるようになったのも、この経験が活きていると思う。

大学の時はフジロックでボランティアをしたり、ライターをしたりしていた。岩手のフェスでもボランティアをしたな。お客さんを誘導するだけの仕事だったボランティアでは飽き足らず、音楽に関わるならミュージシャンの近くで働きたい、舞台を私も作りあげたい!と思って照明の会社でインターンをした。大好きなアメリカのバンドのライブに連れてってもらったけど、狭い卓に3人で入って、暖かくて寝てしまった。照明は向いてないな、と思った。レコード会社でもインターンをしたけど、担当の社員さんがちゃらくて、なんか違うと思った。アパレルのバイトと並行してワッフル屋でも働いてたな。タワレコHMVでもバイトしていた。だいたいの仕事は半年くらいで覚えて、ルーティンの生活だったのでどれも1年くらいでやめていた。もっと自分で考える仕事がしたいと思っていた、はず。

経験からしか、やりたいことは見つからないとはよく言ったもんだ

『未来は現在の積み重ね』とか、『経験からしか、やりたいことは見つからない』とか最近よく目に止まるキーワードで。私は昔からやりたいことが明確にあるタイプの人間だと思っていたけど、やりたいことが明確にあったのではなくて、気になることを片っ端からやって、その中でやりたくないことを明確にする作業をしていただけなのだということに最近気づいた憧れの職業も、実際はイメージだけでその実態は何も知らない。その仕事の辛さや相性なんてトライしてみないとわからないのだ。だからひたすらバイトを掛け持ちして、働いていて、自分のやりたいことをブラッシュアップさせていた。29歳の今、おかげで迷うことは少なくなったし、無駄に遠回りして時間をかけることも減ったように思う。

私に残ったのが、ライターと写真だけ。

結局この10年くらいで手元に残っているのはライターという肩書きのようなものと写真だけだ。私は最終的な伝達ツールにこの2つを選んだ、ように見えるが、実際は他のものがしっくりこなかっただけだと思っている。だからこの2つが自分に向いているかどうかは、私でも判断がつかない。

でも、嫌いなことは長く続けられない。文章を書くことも、写真を撮ることも年をおうごとに楽しくなってきた。上手くはならないけど、楽しさを理解できるようになった。これだけで私はしばらく人生に飽きずにいられるだろうと思える。

 

楽しい仕事を、無理に探す必要はないけれども、嫌だと思うことを排除して自分が楽しく暮らせる・仕事できる環境は作っていきたいと、今日も願っている。だから、新しいことへの挑戦はやめない。明日も明後日も挑戦し続けるだけだ。

 

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